R & D
研究開発
※平成26年度『ふくおかIST FS事業』
※平成25年度『中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業』
-概要-
多くの企業では、環境問題より、軽量化商品開発に力を入れている。
その中で、注目されている素材のひとつが、熱可塑性炭素繊維材(以下、CFRTP)である。
そこで、サーボプレス機を活用したCFRTP成形加工基盤技術確立に関する取組みを行います。
以下は、2013年11月~12月の間に実施した、基礎実験の概要のご紹介。
-試作金型選定-
量産用プレス金型 | 量産製品(Steel) |
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-試作結果-
項目 | TI-AC40 短繊維 |
PA-3KP 長繊維 |
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画像 | ||
加熱温度(℃) 成形時間(分) |
170~180 2 |
220~250 2 |
-主要課題-
項目 | TI-AC40 短繊維 |
PA-3KP 長繊維 |
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不具合 | ||
要因 | ①凹形状 金型エアー抜き穴の影響 ②亀裂 シワ押えのタイミング 成形Rが小さい 成形温度が低い |
①稜線の波うち 金型構造の影響 ②外周バリ Cut型のクリアランス調整 ③材料不足 既存材(Steel)の展開長で製作していたため |
対策 | ①凹形状 エアー抜き位置変更で対応可能と判断している ②亀裂 上記要因の見極めが必要(2014年の検討課題) |
①稜線の波うち 金型構造見直しを行えば、対策可能と判断している ②外周バリ 上記要因の見極めが必要(2014年の検討課題) ③材料不足 展開長を見直せば対策可能と判断している |
-今後の取組み-
成形時間の短縮、課題の対策を実施し、お客様のご要望に応えられる研究開発を行います。